COLUMNコラム

Fascia(ファシア)とは?

いつもコラムをご覧下さり、ありがとうございます。

阿倍野区の都シティ大阪天王寺内にある、こめだリラクゼーション&フィットネスのトレーナー、坂内です。

 

前回は、当施設でも使用しているIASTMのご紹介をさせて頂きました。

IASTMをご存知ですか?

 

今日は実際、IASTMを使うことによって身体にどんな変化が起こるのか、解説していきたいと思います!

 

fascia(ファシア)≠筋膜?

 

IASTMは、主にfascia(ファシア)という組織へ働きかけています。

 

このfasciaという組織、日本語ではよく「筋膜」と訳され、筋繊維の一本一本を膜の様に覆っている組織として認識されていることが多く、鶏肉の皮を剥がすとくっ付いてくる白っぽい膜のようなものが例に挙げられることが多いです。

 

ですが、これは正確にいうと「筋筋膜」であって、実際の「筋膜」とは脂肪組織や靭帯、臓器に至るまで全身に網目構造状に存在している結合組織を指します。

 

 

 

 

朝露のしたたるクモの巣のような、これが生きた人間のfasciaです。

 

結合組織は主にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、水で構成されていて、部位ごとに配合比率の違いがあります。しかし、この結合組織がケガによる炎症や過活動、運動をしないことによる不活動によって組織間の水分の流れが滞ると、組織の伸張性や柔軟性が失われてしまいます。

 

動画にあるようなしなやかでみずみずしい組織が、ガチガチになったり、ねちゃねちゃになってしまったら何となく身体の動きも悪くなりそうな気がしますよね。

 

そこでIASTMで刺激を与えてターンオーバー(悪循環から好循環への切り返し)を促し、保水機能のあるヒアルロン酸を活性化させることによって結合組織の滑りを良くしてあげる(=滑走性を上げる)のです。これがいわゆる「筋膜リリース」と呼ばれるものです。

 

更に、近年ではIASTMを使用したアプローチは神経系にも影響を与えていることがわかってきています。

 

IASTM自体の重さによる圧や、細かい動きによって生じる振動の刺激を皮膚を介して知覚神経系に与えることで、副交感神経を活性化させる=筋肉のトーン(緊張)を下げたり、異常な神経の発火を抑え、感度を落としてあげることで痛みや可動域の改善も期待できます。

 

感度を下げて痛みをコントロールすることによる主観の変化は、痛みに敏感になってしまって生活に支障を感じる方には非常に重要になっています。

 

エクササイズをしようとしても痛みがあると代償動作を起こしてしまったり、そもそも動作が行えないといったことも出てきます。

 

そのような場合、痛みによって動けないという状態を取り除いて「いい感覚」を作ってあげることがまず必要となります。

 

 

 

 

そして、「いい感覚」を作って終わりでもいけません。

IASTMによる効果は当然ながら永続的なものではないため、すぐにいつもの生活に戻ってしまっては痛みや可動域の制限は再発することは必至です。

 

 

当施設ではIASTMとコンディショニング トレーニングによるエクササイズを適切に併用することによって、脳を再教育し、本質的な痛みや可動域の改善を目指していきます。

 

 

ともあれ、Don’t think, feel! (考えるより感じること!)

 

 

まずは一度、IASTMの効果を体感しに当施設までお越しください!

ご予約はお電話にて、06-6628-1676までお問い合わせください。

 

 

参考:

Blottner D, Huang Y, Trautmann G, and Sun L (2019). The fascia: Continuum Linking Bone and Myofascial Bag for Global and Local Body Movement Control on Earth and in Space. A Scoping View. REACH-Reviews in Human Space Exploration.

 

Robert Schleip (2917). Fascia as a Sensory Organ: Clinical Applications. Terra Rosa E-mag No.20

 

Shiatsu Therapists of Hawaii. “The Skin Excursion – Introduction”. Youtube <https://www.youtube.com/watch?v=F5OctKI8CO8>